自由人って映画がなかなか良作だったのでレビューするはなし
新幹線にゆられております。
ゆらゆら〜
昨日こんな映画をみてきました。
ドイツ出身のドキュメンタリー監督が、鴨川を寝床に生活する22歳の男性を追った映画です。繊細さゆえに、自分が何がしたいのか、探し選んだのが路上生活だったそう。映画は最終的に彼が実家に戻り、工場に勤務するという結末で幕を閉じます。
なかなか深いお話しですよね。
自由を求めてその日その日の暮らしをして、山に登って自然に囲まれたりと野性的に生きていく。
社会から距離を置いた自由さって、大抵の人そんな勇気ないですよね...
でも、彼のように自分のやりたい仕事は何かと悩む事は20代前半の人は彼ほど自由に出来ないだけで多数ではないでしょうか。
映画のタイトルが自由人なのですが、彼はクラシック音楽を聴くことが好きで、路上生活では、ポスターのように寝そべって聴いていましたが、映画のラストは運転する車の中に変化しています。
社会と他者と関わりながら生きると、自由は小さくなるかもしれないけれど、生きていくことはそれくらいシビアに諦めることと向き合っていかないといけないのだと。
考えさせられました。
視野は広い方がいいけれど、人生の選択肢が多いとそれはそれで悩んで決められなかったり、どこかで妥協や諦めなければいけない訳です。
でも、それでも、悩みながらも行動すれば、いや行動しなければ前に進めないと再認識しました。
私がこの映画をみて感じたことは、失敗したって、人生何とか生きてはいけるってこと。
だからこそ、失敗を恐れず目の前の事を全力でがんばってみようと思いました。
ちなみに、映画の1/3は外人さんもいたんだけど、彼がドジすると笑いが起きてて、文化の違いを再認識しました。
ドキュメンタリー映画で笑うってあんまりなくないですか?
彼のような生き方をする人を日本人は「根性無し」と捉えるかもしれないですが、
外人さんたちのように笑い飛ばしてあげたい。
失敗を見守れる、そんな大人でいたいです。
おわり